トイレの便器は大きく分けて、陶器とFRP（繊維強化プラスチックの略）の2つがあります。FRPはプラスチックなので、傷がつきやすくその傷に汚れが付着してしまい汚れが取れにくいというデメリットがありますが、その分陶器に比べ安価です。
最近の陶器の便器は、さらに表面加工が施されており（例えばTOTOはセフィオンテクト、LIXILはアクアセラミックなどです）更に汚れにくくなっています。また、陶器は掃除をするとツヤが出て、達成感が得られるというのも人気の理由の一つのようです。

トイレの交換となると、つい便器だけに目が行きがちですが、せっかく便器がきれいになったときに床やクロスがそのままだと、今までは気にならなかった汚れが急に気になることも。便器を設置してしまってから床やクロスを交換しようとすると大変なので、便器交換と一緒に検討してみて下さい。
また、今まで使用していた便器とサイズが違う場合、床材が床一面に貼ってあるとは限らないので床材の下地が露出してしまうような場合もあります。

最近のトイレはタンクレスが増えてきています。タンクが無い分すっきり見た目と、その分掃除の場所が減るといった面でも人気のようです。
その一方で、タンクレストイレは従来のタンクに水を貯める方法とは異なり、水道から直結で水を引っ張ってくるので停電の時は使えなくなってしまうという心配がありました。でも、最近のタンクレストイレは大体停電時用のボタンなどがついていて流せるようになっています。（メーカーによって異なりますので確認が必要です）
また、ある程度の水圧も必要ですので、特に戸建の2階以上に設置したい場合には水圧の確認が必須です。