建築アレコレ第四回
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第4回は軽トラの話です。
この業界に入るまで軽トラとはあまり縁がない(?)生活をしていました。
中学の卒業式に遅刻しそうになって走っていると軽トラに乗ったおっちゃんが学校まで送ってくれた……。それが、自分の軽トラとの唯一の思い出でした。なので、その存在を意識したこともなく、その性能や便利さについてあまり考えたこともありませんでした。
私は営業職ということで、軽トラを運転することはほとんどありません。そのため、現場にヘルプなどで行った際に廃材などを持ち帰って来る必要が出た場合、「軽トラだったら」とがっかりされることがあります。軽トラの最大積載量は350㎏だそうで「こんなに載るかな?」と思っても、余裕で載ってしまうことが良くあります。また、狭い路地での運転が苦手な自分でも小ぶりで小回りが利く上に、視界が広く、鼻が短い軽トラだとあまりストレスなく運転できます。
ただ、ほとんどが荷台で運転席が狭いことによるデメリットもあります。一番しんどいのは、リクライニング機能がないこと。お昼を食べた後に「それでは一眠り」と思ったときに、「あれ?」と思った瞬間は、なかなかショッキングでした。
アメリカには軽トラはおろか、軽(けい)という分類もありません。そのことを思い知らされたのは、日本在住のアメリカ人と車の話をしていて、「軽」のことを”Kei”とそのまま呼んでいたからでした。最初アルファベットのKをイメージして聞いていたので、しばらく意味が分かりませんでした。
海外では少し前から日本の軽トラが人気だそうですが、日本で軽トラを自家用車として使っている人はあまり聞きません。でも、リクライニング機能さえ付けば、自分用に欲しいなと思う魅力があるのも確かです。
今後は現場で使用する道具などのことについても書いていきたいと思います。
それでは、また!
松本重誠/まつもと・しげなり 1975年生まれ。オレゴン大学でジャーナリズムを学び、卒業後はライターとして活動。その後2012年から2017年までの間、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブスで斎藤隆、田沢純一、上原浩治などの通訳を担当した。現在は、邦友建設にて英語を使用する現場のマネジメント、及び営業職として建築業界という異業種で奮闘している。
「今後はインスタでも情報発信して行きますので、良かったらチェックしてください!」